オークションに出品する形で車を売却するユーカーパック。
入札次第で相場よりも高く売れると人気ですが、安い値段がついてしまった時はキャンセルして、別の買取サービスを利用した方が得策なケースもあります。
では、ユーカーパックはいつでもキャンセルできるのかというとそうではありません。
このページでは、ユーカーパックでキャンセルできる2つのタイミングとキャンセルできないケース。
更にキャンセルに対する違約金についてまとめています。
Contents
ユーカーパックでキャンセルできる2つのタイミング
ユーカーパックのキャンセルできるタイミングは以下の通りです。
無料査定後のキャンセル
ユーカーパックで車を売るためには、まず無料査定を行い、その後オークションに出品するという流れがあります。
無料査定を大なった時点では出品自体をキャンセルすることが可能です。
売り切り価格に届かなかった
ユーカーパックでは売り切り価格（最低落札価格）の設定ができます。
買取業者の入札が売り切り価格以下だった場合、無理に車を売る必要がありません。
出品後、売り切り価格以下のまま5日間が経過すると、再出品するかキャンセルするか選ぶことができます。
上記の場合、手続きのキャンセルをすることが可能です。
キャンセルできないタイミング
ユーカーパックでは、出品後のキャンセルは基本的にできません。
そんな中でも、特にキャンセルしたいけどできないというケースを紹介します。
入札が売り切り価格を超えた場合
入札が売り切り価格を超えた時点で、その車は必ず売らなければなりません。
売り切り価格は「この価格を超えたら必ず売ります」というラインになるので、低く設定しすぎないように慎重に決めていきましょう。
売却承認をした場合
入札額が売り切り価格に届かなくても、あなたが妥協できれば売り切り価格以下でも売却承認をし、車を売ることが可能です。
しかし、一度売却承認をしてしまうと、「やっぱり妥協できないからキャンセルしたい」と思っても、もうキャンセルはできません。
売り切り価格以下の場合、本当に妥協していいのかもう一度考えてから売却承認をするのか、キャンセルをするのか決めましょう。
ユーカーパックのキャンセルと違約金
ユーカーパックのキャンセルに対する違約金についてお話しします。
先ほど紹介したキャンセルできないケース、
- 売り切り価格を超えた場合
- 売却承認をした場合
この2点ですが、どうしてもキャンセルするとなった場合は違約金が発生します。
違約金の金額はどちらのケースも10万円です。
違約金を支払うくらいであれば、多少不満が残っても売り切ってしまった方が得策でしょう。
違約金のリスクを軽減する方法
ここまでの話で、ユーカーパックのキャンセルによって違約金が発生することがわかりました。
では、キャンセルにより違約金が発生するというリスクを軽減する方法はないのでしょうか？
この項目ではキャンセルするという事態そのものを回避するためのポイントをご紹介します。
悔いのない売り切り価格を決める
売り切り価格を超えてしまうとキャンセルができなくなるので、売り切り価格を決める際は「この価格を超えてくれれば悔いはない」という値段で設定するようにしましょう。
入札数を増やすためにと安い売り切り価格を設定すると、入札が入った後でキャンセルしたいという感情が湧いてしまいます。
個の価格なら絶対に売るという売り切り価格を設定し、不要なトラブルを回避しましょう。
売却承認は十分納得してから
売り切り価格以下でも車を売れてしまう売却承認。
希望の価格に極めて近ければ気持ちは揺らがないかと思いますが、早く売ってしまいたいなどの理由で理想よりもかなり低い価格で売却承認した場合、キャンセルしたいという気持ちが湧いてきます。
特に家族や友達から「そんな値段で売ったの？」と突っ込まれると、あとになってじわじわと後悔の念が生まれてきます。
「本当に悔いはないのか？」そんなことを自問しながら売却承認は行いましょう。
ユーカーパックのキャンセル以外の違約金
ユーカーパックには、キャンセル以外にも以下のような違約金が存在します。
- 必要書類の提出遅れ
- 車の引き渡し遅れ
- その他、利用規約違反
必要書類の提出遅れ
必要書類の提出遅れは5万円の違約金が発生します。
印鑑証明書や自動車税納税証明書などの書類の提出が遅れることで、5万円の違約金が発生します。
車両の引き渡しの遅れ
車両の引き渡しの遅れに対しては5万円の違約金が発生します。
書類不足で引き渡しの日程が延びてしまうことがあるので、引き渡し日は余裕をもって設定しましょう。
その他、利用規約違反
買取業者と直接連絡を取るなど、ユーカーパックの利用規約に違反した場合は5万円の違約金が発生します。
ユーカーパックから支払いがあることも
かなりまれなケースですが、買取業者側の都合で契約が解除されるなどの特殊なキャンセルの場合、ユーカーパックから出品者に対して1万円が支払われます。
4.購入者契約の解除の理由が第20条第2号または3号による場合には、当社は販売者に対して一律1万円(1万円は、民法420条第1項に定める損害賠償額の予定とし、当該金額を超える賠償等の責任を負わないものとする。)を支払うものとします。
UcarPAC会員利用規約より引用
ユーカーパックのキャンセル まとめ
ユーカーパックのキャンセルについてまとめると、無料査定の時点ではキャンセルができ、売り切り価格に届かなかった出品についてもキャンセルが可能です。
契約違反に当たるキャンセルの場合、違約金が発生するので、売り切り価格の設定を慎重に行うなど、キャンセルの必要が無いようにオークションを利用しましょう。
「キャンセルで違約金が発生する」と聞くと不安に感じますが、普通にオークションに参加し、流れに沿ってユーカーパックを利用することで、違約金のトラブルなどはなく車を売ることができますよ。
